最近は、毎年のように飼い猫があの世に逝く。
たくさん飼っていたのだし、年齢も15歳前後になってきた子については仕方がないが、若くして事故や病気のせいで逝った子たちについては胸が張り裂ける思いだ。
いずれにせよ、あの子たちを看取るたびに私の命が削られてゆくのは確かだ。
とうとう、涙さえ出なくなり、悲しみで寝込むこともなくなってきた。
死に慣れすぎてしまったのだ。
数年前は1週間は寝込んだのに。
猫が集まるのが私の特殊能力らしいが、それだけ悲しみも増えるし、普通の人間とは違う人生になってしまった。
虹の橋の向こうへ行ってしまったあの子たちは、どこか異次元の星で私を待っているような気がする。
それが妄想かどうかは、私が死んだらわかることだろう。
9/21/2025, 2:21:58 PM