あふれんばかりの星を、両手にすくって、キラキラした目で見つめている。小さな、ふくふくした両手。まだ幼いおかっぱの頭。僕の妹。
妹の手には色鮮やかな星々。金平糖。大粒のものから、小さなものまで、たっぷりと揃っている。
「貰っちゃっていいの? おじちゃん!」
妹に、馴染みの近所のおばさんが、ニコニコしながら良いよと微笑んでくれる。そのままがっつくのかなと見ていたら、妹は器用に片手に金平糖を寄せて、一粒ずつつまんで口に運び出した。
「にいやもいる? どうじょ!」
思わず笑みが溢れる。僕は小さな、青い星を選んだ。
【星が溢れる】
3/15/2026, 11:21:25 AM