ゆかぽんたす

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じゃあいいよ。勝手にすれば。
そんなに私の話を聞いてくれないなら、これ以上一緒に居ても意味がない。
1人で何でもできると思ってんでしょ。そんなわけないじゃん。思い上がりすぎ。
今までどれだけ私が助けてきたと思ってんの?まさか全て忘れたわけ?恩知らず。
私の存在なんて、あんたにとったらその程度だったってわけね。
ってか、ほんとに私を見捨てる気なんだ?信じらんない。あんたって、そーゆう人だったんだね。最後の最後に知れて良かったよ。

もういいよ、さよなら、バーカ。


踵を返しても追いかけてきてはくれなかった。振り向くと私から遠ざかってゆく背中が見える。
後ろ姿がこんなにも大きいなんて。いつもいつも、先を歩くのは私だったから、こんなに成長していたことに気づかなかった。あぁ、そうか。体も心も成長して、もう一人でやっていけると確信したんだね。だから私から離れようとしている。もうあんたには私は必要ない。

でも。
それはあんたにとってはそうだろうけど、私にとっては違うんだよ、まだ。
私にはまだ、あんたが必要。

こっちを向いて。
行かないで。

「おいてかないで!!」


その言葉だけを、ただひたすら叫んだ。
馬鹿みたいにおいていかないでを大声で発した。でもこっちに振り向くことはなかった。声が枯れるまで何度も叫んで泣き喚いたけど、何をやっても無駄だった。これじゃまるで私が子供みたいだ。
これでもう、本当に終わり。

今やっと気づいた。
依存してたのは、私の方だった。

10/22/2023, 7:47:40 AM