途中書きです。すみません。
「ただひとりの君へ」
私一人だけ。
ひとりぼっちの朝が始まった。
目が覚めたとき、何が起きているのか分からなかった。
もうすでに日は高く昇っているのに、誰一人起きてこない。
いつも寝坊するのは私で、私以外の家族は私が起きた時にはすでに働いているのに。
両親の寝室に行き、「お父さん、お母さん」と声を掛ける。
揺らしても、こちょこちょしても起きない。
布団を引っ剥がし、直接体を揺らそうと母に触れた。
母は冷たかった。
父も冷たかった。
両親はふたり向き合って死んでいた。
隣の家のばぁも友達のタハナもみんな。
私一人を残して死んでいた。
1/19/2025, 9:41:31 PM