語り部シルヴァ

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『酸素』

俺が迫ったときアンタは察してぎゅっと目を瞑ってくれる。

始めたてはまだ恥ずかしいのか強ばる肩が
どんどん力が抜けていくのを見ていると愛らしく感じる。
してる最中に手を握ると強く握り返してくれる。
すればするほど苦しくなってくるはずなのに、
その苦しさが愛と思えるのは俺だけかな。

普段は俺からが多いけど、だからこそアンタから進んで
してくれる時なんか我慢できなくなっちまうのは反省だな...

そんなことを思ってるとアンタがチラチラこちらを見てる。
「...おいで。」
両手を広げると早足でアンタがこっちに来る。
頭を撫でると口元がニヤケてるの隠してるけどバレてるぞ。

あーもう、可愛いなあ。
今日はアンタのペースに合わせれるかな。

語り部シルヴァ

5/14/2025, 11:26:04 AM