初夏の頃、あの日は30度を超えていた。学校帰りに君は、ガリガリ君のソーダ味を奢ってくれた。公園で2人で食べた。緊張しすぎて味も何も感じなかったけど、君のシャンプーの香りをのせた柔らかな風はとても心地よかった。甘酸っぱい”青”春の風。思い出は時間とともに薄れてしまうけど目を瞑ればあの日の青い風は今でも心に吹き続ける。
7/4/2025, 11:18:32 PM