脳への刺激がまったくなくなったら、脳はどうなってしまうのだろうか?
全ての外的な刺激が失われたら、脳は寝てしまうのだろうか?
その解答を得るため、1950年代に行われた「感覚遮断」実験があって、目も耳も塞ぎ、呼吸管をつけ、体温と同じくらいの海水に被験者を浮かべた。
この実験は屈強な人でも長くは耐えられないそうで、脳は幻覚を見るらしい。つまり、外的刺激がないと、脳が勝手に働いて、勝手な幻覚を作る。つまり、おかしくなってしまうのである。
人間は寝てばかりしていて、何もしないと良くないのだろう。
(この実験は今でも有効にアイソレーション・タンクに応用されていて精神治療に使われるようだ。毒も使い方によっては薬に変ずる)
知りたい事は、そりゃ沢山ありますね、無限大にある。
難しい問題でなくとも、日常生活の些事においても、人は多くの事を見落としている。と、思う。
脳への刺激を、良い形で、どんどん与えたら、面白いことが生まれるのではあるまいか??
いま、みうらじゅんさんの事に興味を持って調べている。
彼はスクラップブック作りを趣味としていて、小1の時に好きな怪獣の写真を集めてハサミで切り抜き、ノートに糊で貼った。
それが始まりで、仏像やエロ写真などをスクラップしていった。
なんだかアナログで面倒くさい作業だが、好きな写真を集め、配置を決めて並べ直す、編集作業をすることで、色々な事が分かるようになったそうだ。
この写真は、「もっと、こうしたら良くなる」「もっと、グッとくる」「こんなアングルはどうだ?」「このコラボの方が魅力がずっと伝わる!!」など。
このようなことから新しいアイディアが生まれるのであろう。
私たちは、知らない事に、気が付かない事に囲まれて生きているのだ。
それに少し気付くだけでも、新しく生まれ変われるかも知れない。
3/12/2024, 11:37:51 PM