5/4 美術館
ゴッホとの相性が悪い。嫌いではない。好きでもない。ほら相性が悪い。
と言う訳で国宝・燕子花図屏風を見に行きました。
どう言う訳だって話だけど、通勤時にこの特別展のポスターを見る度に妙に引き込まれて、何が良いかを分析した時、この作者は明らかな天才な訳である。無駄を廃したデザイン、非の打ち所のない構図、暴力的なまでのコンストラスト。この作品が産まれた瞬間を想像すると、周囲のざわつきの声が聞こえてくるようだ。名品。言葉を変えると、上から目線でお高くとまっている。それに比べるとゴッホのヒマワリは親しみがあるんじゃないか?僕には才能は無いけど頑張っているよ。みたいな。そう考えるとゴッホアライブで買ったヒマワリのコースターも可愛く見えてくる。尾形光琳が意識高い系で、ゴッホが負け犬だとか言いたい訳じゃなくて、そう言う視点で見れば好きになれるかもなぁという感覚。その感覚を確かめるため根津美術館にレッツゴー。ところで本日、出かけ先に迷いがありまして、朝起きてから頭が痛い。マッサージ行っとこか?夏服も買いに行きたいよね。マッサージ行って、根津に行ってから、原宿行けるかな?が、根津美術館の最寄駅を調べてビックリ、表参道じゃん。すみませんね田舎者で。さて、表参道に降り立つと、人を掻き分け美術館に向かう。若者の街に突如現れる竹の生垣。粋である。お目当ての屏風以外も堪能できました。しかし本番はここから、根津美術館は庭園が凄すぎる。これ知らなかったの僕だけですか?大袈裟に言うと理想郷です。どこを見ても凄いんだけど凄いんだけどを連発してました。特に燕子花図屏風を見た後の生カキツバタの花は最高です。今が見頃らしいので根津美術館へ急げ。閉園時間が迫ってなかったらもっと見てたかった。でも物販品も見たいしね。物販コーナーでは「このミニ屏風良いけど高いね」と言うおじさんを横目に、弁当コーナーのおにぎりを手に取るかごとく事も無げにミニ屏風を掴む私。ミニ屏風なかなかオススメです。さてゴッホを好きになったかと言うと、燕子花図屏風を見てゴッホを好きになる訳ないじゃん?分からんか?
5/4/2024, 3:46:35 PM