100年間、さまよっている。 私は、不老不死を捨てる術を探していた。 大切な彼に、もう一度会いたくて。ずっと探している。 今日は、願いが叶うと言われている泉を訪れた。手で水を掬い、飲む。「汝の望みは?」と、声が聴こえた。「私は、恋人のいるところに行きたい」「よかろう」 次の瞬間、私は、地獄の門の前にいた。「遅せーよ」 振り向くと、君が笑っている。「お待たせ」
1/31/2024, 10:08:14 AM