冷房の効いた通勤ラッシュ、汗で濡れたシャツに冷房がよく染み渡り、わたしの体温を奪っていく。。
会社に行きたくないと駄々をこねるように「ギュルル」という寝起きのような声が腹から聞こえた。
ヤバい、冷えた。目的地まではまだ数駅もある、とてもじゃないが降りて用を足すなんてことをしている暇はない。頼む、早く、早く、進んでくれ。
しかし、朝の満員電車は無情にもそんなわたしの願いを車内奥へ奥へと押し込んでいく。
頼む!早く着いてくれ!この腹の痛みが本格的に『目が覚めるまで』に………
8/3/2024, 8:27:23 PM