星に願って
普段夜空なんて眺めないのに、その日の僕は何処か可笑しかった 星
とても綺麗だと思えたソレは見えなかった
僕の楽しみは基本音楽と食べることだ、景色なんて見ても楽しく無い
代わり映えのない景色ばかりで、新しいのもを観てみたいと思った。僕にはそれが出来ない、
「仕方がない」「僕には出来ない」「諦めよう」
そう思っても持っていないものほど綺麗に見える
そうやって手を伸ばそうとしてもその手は無かった
伸ばせれない手を僕は何時も求めてる
結局僕には諦めなんて出来なくて、泥臭く足掻き続けて
水底に沈んでいく
水底まで落ちると辺りは暗闇で希望の星なんて無かったように静かで、孤独だ
そんな暗闇は結局綺麗な熱帯魚も獰猛なサメも大きな鯨だって見えない。
消えない闇は僕を包み込む
それは突然で当然でもあった
彼女がやって来て僕の手を取った、また手を伸ばせる、と表して一緒に歩いてみる。
一歩、一歩、暗闇で孤独で、怖いソレを彼女は導いてくれる。彼女は綺麗な熱帯魚でも獰猛なサメでも無いけど
僕を愛してくれた
しばらく彼女と歩いて暗闇を抜けた気がした。
そこの空気は穏やかでとても澄んでいた。
何も変わってない、けれど僕は僕の星を見つけた
本当の星を見ることはまだ叶わないけど、
それでも見えない星に願ってみてみたんだ
「目が見えますように」って
2/10/2025, 5:29:13 PM