波の静かな、月下の元凪いだ水面は、眩く星空を優しく揺らすそんな光景を眺め、「綺麗だな」なんて呟きながら潮風に背中を押されるままに、一歩一歩と歩みを進めた耳の痛くなる様な世界から、逃げ出してしまう為に--二作目--星月を映し揺らす海それを、ただ静かに見詰める、貴方の横顔―――嗚呼、ダメだ僕は貴方を、後ろから思いっ切り抱き締めた今此処に居る事を、確認する為に夜凪に攫われ、泡となって、消えてしまわぬ様に#夜の海388作目
8/15/2024, 10:54:32 AM