優しい陽の明かりと頬杖

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たとえ間違いだったとしても


長い 雨が スカート 濡し
鼠のように 急ぎ足
はねた 水滴 泳いだ 視線
太陽が 切れ間から 覗いた 景色
急いで お家へ 帰ろう

お気に入りの 服を 脱いで
シャワーを 浴びて 寝転ぶ
エアコンから 吹く 風の 冷たさに
この先 曇りの 天気 幾つ 数えるのか
雨の 音を 嫌がりながら

たとえ 間違い だったとしても
薄紅色の ルージュで 
春を えがいた 日々は 
君と 笑顔で 開けない 空を 歌った
あれは きっと 晴天を 祈る
庭先の 花の ように


長い 言葉 コーヒーに 浮かぶ
ミルクのように 波紋模様
深層を 心さえ 描いて 廻る
長くも 感じる 時間だね

微睡んでる つかの 間でさえ
滲んだ 心は 苦くて
携帯だけ 置く テーブルの 上で鳴る
シグナル 鼓動と 合わせ 幾つ 鳴り響く
映る ガラス 細くなる影

たとえ 間違い だったとしても
白いドレス 長い髪
夢が 真っ白に 見えた
君と 思へば 遠くの 空を 見上げて
あれは きっと 晴天に 光る
雨粒を 数える ように


きっと きっと どこかの 呼吸で
君は 君は 探して
遠くへ 行けと 叫ぶけど
霹靂の ような 霞は 消えない

もう少し 涼しい 風が 吹いたら
立ち上がって 雲の 切れ間の 太陽を 探すから

4/22/2024, 9:55:11 PM