私が通っていた高校では、3学期の終わりにクラスの紹介とか担任の似顔絵とか何かひと言とかが書かれた薄い小冊子が作られていたんです。文集というよりはもっと気楽で自由な感じ。で、3年生の時、クラス全員が一行ずつ何か書いていこうとなって、私が書いたのが、
「言葉はいらない、ただまっすぐ逢いたいだけ」
だったんですよ。
何年もの時を経て、まさかここで欠片と再会するなんて。
やぁやぁ、懐かしいね。
これは当時お付き合いしていた人に向けて書かれたものなのですが、その人はちょっと無口でね、言葉足らずな日々でしたわ。
家も遠かったし、すれ違ってばかりで、不器用で。
言葉よりも一緒にいたかったんだろうね。
言葉なんていらなかった、ふたりでいれば世界も溶け合うような気がしていたあの頃。
無敵ですね。
まぁでも、そうは言っても言葉は大事です。
「言わなくても分かるでしょ」
なんてそう簡単には通用しません。
今だったら、
「いや、言わなわからんし」
「私、エスパータイプちゃうねん」
って、言ってると思います。
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余談ですが、このアプリでお気に入りにしている人が何人がいますが、新しいお題が出てその人の新しい文章を読んでハートを送る時、そこに言葉は入らないけど心の中では
「あぁぁぁー、今日も好きやぁぁぁー!」
と、叫びながら送ってます。
言葉はいらない、ただ...私のハートは言葉よりも多分うるさい。
(伝わるといいな)
8/29/2024, 3:14:52 PM