【心と心】
人を殴った…いや
殴り返したのが正解か。
先生に怒られながら
この脳内のことをココに
この小説に写している
「殴ったんだな」
「はいッ それが?」
「お前に心というのはないのか!!」
「あー、持ち合わせてないっすね」
「持ち合わせてないって…お前」
「じゃあ逆質問!
センコーは、その心を持ち合わせて
何かいい事ってあったんすか?」
「………」
「はい!論破ー!!!
ざまぁ!おつかれぇ!!」
(……心というものか)
「センコー」
「なんだよ」
「昼飯食った?」
「お前さぁ…説教してる時間見てみろよ
こんな問題起こさなければ食えてるわアホ」
「ふーん」
「逃れようとするなよ」
「昼飯、一緒に食わね?」
「は?お前さ…っ!」
「食いながら教えてよ」
「何をだ」
「心を持っていると何が出来んのかを」
「長いぞ」
「なげーのかよ!!マジか!!」
「飯あんのか?」
「飯?あー、ねぇな」
「購買からだな」
「ご馳走様ですっ!うすっ!!」
「お前な…心っていう」
「ストープ!!それを教えて貰う
予定なんだからな」
「…そうだったな」
「…………」
「行かねーの?」
「今この時だな」
「え?なにが?」
「【心と心】が通じ合ってるってこと」
「心と心?」
「それも教えてやる」
「うぇーい!ラッキー!!」
これは先生と生徒の間の話し合いで
作られた 心と心 の
綺麗なような薄汚れてるような
将来に向けての授業だった。
~フィクション~
12/12/2024, 9:18:02 PM