どこかのJK。

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街へ

山奥の人気のない所にたたずむ神社。
そこに住む僕はずっと一人ぼっちだった。
雨でも風でも台風でも快晴でも。
ある日、久しぶりに一人の女の子が神社に来た。
おかあさんがげんきになりますよーに。
願いをいったその子はすぐに立ち去ろうとした。
久しぶりの人を見たから話したかった。
行かないで。
声に出てしまった。
その子は聞こえたのか、振り向いた。
寂しいの。
うん。
じゃあもっと人のいるところに行こう。
どこ。
街だよ。
1人で行けないよ。
じゃあさ、

一緒にいこう。

1/29/2023, 9:24:42 AM