お祭り、私の楽しみの一つだ。
皆がワイワイしている声や色々な屋台が並んで
どれに行こうか迷うのもまた一興。
私には、必ず行ってしまう所がある。
飴屋さんだ。甘くてそして果実を堪能できる物は
他にないと思う程好きだ。
"いらっしゃい、
お嬢さんにはオマケでもう一つあげるよ~。"
店主の気前が良いのもまた好きなんだ。
"毎年ありがとうございます。"
そう言ったら、店主が照れながら私に紙を渡した
内容に驚きつつも私も嬉しかった。
"こちらこそ、今後もよろしくお願いします"
手紙の内容はこうだ。
"貴女が毎年買ってくれて嬉しかったです。
笑顔が素敵で惚れ惚れしていました。
良ければ僕を彼氏にしてくれませんか?"
全く、待った時間は長いけど
ようやく結ばれたんだ。
もう水飴みたいに練りすぎないでね。
7/28/2024, 10:15:20 AM