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 君の目を見つめると、どうも死にたくなる。
 自分が汚れた存在のように感じて逃げたくなるのだ。

 そりゃあぼくも君も人間なんだから多少は汚れているものだけど、どうも君はまっさらな様な気がして、手を出せないどころか遠くから眺めるのもつらい時がある。
 それでも君は〝友人〟だと言う。

 ね、君は解っているのかな。

 君のその無邪気さで、ぼくが余計にみじめな気持ちになること。
 優しさだけじゃ救えないモノがあること。
 苦しくて苦しくてどうしようもないのに、それでも君を守りたいと、守られたいと離れられない存在があることを。

 それを知っていて、君はそうして肩を組むの?


▶君の目を見つめると #69

4/7/2024, 8:49:47 AM