郡司

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とりとめもない話、正直苦手だ。最近は辛く感じるほどだ。たわいのない話は好きなんだけどね。

物事の表面にある皮の部分をずるずる引き回すだけのような話が延々と続くときは「そこを破って中に入ってみることはしないの?」と考えてしまうし、それが何時間も続く来客だと、「何かすごく迷子な気持ちを抱えているのかな?」などと考えてしまう。結局、やりとりしていて疲れてしまうのだ。まあ、疲れるのは私の勝手と言ってしまえばそうなんだが。

たわいのない話は、最近や今日あったインパクトのあったこととか、楽しかった出来事の話とか、いろいろあるけど、話している人自身が包み隠し無い気がする。だから相手と自分のやりとりな感じがする。小さな幸せの話でも、厚みと温度と、その人自身の本質が感じられて、豊かな印象さえ持つ。

とりとめのない話は、話している人自身にほとんど関係ない話が多い気がするのだ。私の周辺に限ったことかもしれないけど…もちろん、その人が「自分のこと」という前提を持って話すときは、その話は決して「とりとめのない話」ではない。大切な何かへたどり着く道筋の一部だったりするからだ。

私はババアだ。残り時間を考えるトシだ。できれば、仮面でしかない話より、「生きていること」につながっている話に、時間とエネルギーを使いたい。

12/17/2023, 11:13:24 AM