暗夜姫

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いつまでも捨てられないもの。
私にとっての「いつまでも捨てられないもの」。
それは、「物」ではなく、「感情」や「記憶」だ。
「嫌な記憶」や「嫌な感情」。
頭にこびりついて離れない。
「大切だから捨てられない」んじゃない。
「嫌だけどずっと残って消えない」んだ。

「怒られた記憶」
「失敗した記憶」
「理不尽を受けた記憶」
「いじめられた記憶」

嫌な記憶ばかりが脳内にこびりついている。
その記憶に似たことが起きると思い出してしまう。
その度に自己嫌悪が止まらなくなる。
「怒られた記憶」や「理不尽を受けた記憶」が勝って、「褒められた記憶」が薄い。
褒められたことなんて滅多になかった。
いつも怒られてばかりなんだ。

クラスメイト全員がいる前で失敗して笑われる。
クラスメイト全員がいるところで怒られる。

怒られるのが怖い。
否定されるのが怖い。

人に相談しても「それくらい気にするな」と言われる。
私にとっては恐怖でしかないのに。

私は怒られないように人の顔色をうかがってきた。
褒められるように努力した。
頼られたら、断らずになんでもやってきた。
そうやった先にあったのは・・・。

「期待される」という名の「負担」。

いくつも仕事をかけ持ちして、何とかこなして。
そうするうちに期待されていく。
任される仕事が増える。
ただでさえ、多くて負担なのに。
どんどんと増えていく「仕事」と「責任」。
責任転嫁されたこともある。
ちゃんとやっているのに文句を言われる。
トラブルなんてザラにあって。
事情を聞かれて、怒られて。
私は何もしてないのに怒られることもあった。

「負担」である。
けれど、「必要とされてる」と嬉しくもある。
必要とされたことなんてなくて、否定されていた。

「負担」には変わりないけど。

もう、何もかも疲れた。
「もうやだ」って、助けを求めたい。
もう、「限界だ」って分かっているのに。
助けなんて求められるわけがなくて。
「気づいて欲しい」けど、そんなの「わがまま」だ。
どうすればいいのかな。
誰か、気づいて欲しい。

8/17/2024, 1:48:26 PM