ミキミヤ

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風に乗って、ふんわりとやさしく、甘く爽やかな香りが鼻腔を擽る。あの花の香りだと、すぐにわかった。いつか君が「好きだ」と言っていた香り。あの頃君が好きだった私は、その「好き」の響きに密かにドキッとしたものだ。
もう君と会えなくなっても、この花の香りと共に思い出す。全力で君に恋してた、あの日々を。

3/17/2025, 9:05:16 AM