君の声がする。 もう聞こえるはずのない君の声が、かすかに、でも確かに聞こえてくる。 進め、進め。 歩みを止めるな、と。 志半ばにして倒れてしまった君。 君のそばで、君のすることをわけもわからずただ見ていた自分。 どうして君は、そんな自分を選んだんだろう。 どうして自分だったんだろう。 自分には皆目わからない。 けれど、君の想いを無駄にしたくはない。 だから、自分は立ち上がる。 君の声を胸に。
2/15/2025, 2:10:33 PM