気分屋の現実逃避日記

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いつ時も余裕がある君は
何もないところでよく転ぶ。
真夏の海よりも爽やかな顔つきで
廊下を歩いている時は踊るように転んだ。
思わず、痛っ…と声を漏らす君は
目にかかる髪を軽やかにかきあげた。
瞬間のその目には
冬の星空が吸い込まれていた。


           【踊るように】#39

9/7/2023, 12:26:08 PM