【束の間の休息】
私は休息が好きである。
一にも二にも休息。それ休息である。
それも大学の頃までであった。
貧乏性が祟ってか、私は隙間時間に何かを得ようとすることが多い。
例えば車移動はポッドキャストを聞き、どこぞ誰ぞの頭の中にある知識を耳から吸い込む。
聞いたものの8割以上は吹き飛んでいるのだが、インプットしている感が大切なのだ。
こんな思考は社会人になってからだ。
効率化を求める資本主義の構造に呑み込まれてしまった私は、呆れるほど純粋にタイパを求めるようになってしまったのだ。
脳には本来休息の時間が必要だ。
海外のお偉いさんがマインドフルネスにはまっているらしいが、古来から東洋思想には瞑想というものがある。
身体を休めるのに、脳は休めないのか?といったことだ。
常に情報を集めまくる貧乏性を抑えるためにも、私は束の間の休息を改めて実施しようと思う。
窓を開けて外の静寂を背景に、束の間の休息を行うのだ。
こんなせわしない現代から一時の脱出をはかろう。
それ皆も一緒に休息するべし。
束の間の休息であれ、人生には無駄とも言える時間も必要なのだ。
それこそ人生であるべきなのだ。
10/8/2024, 1:39:00 PM