「太陽」
太陽かジリジリ照りつける2015年の夏に
僕は君に恋をした
赤茶の肌に澄んだ黒い瞳は僕の姿しっかり捉え
太陽のように明るい笑顔で僕を照らしていた
家族ぐるみの付き合いと目ではいかずに、
彼女の父親しか見たことはなかった。
でも、そのときの僕はこの人が僕のお義父さんになるのだと信じて疑わなかった。
2024年になった今、
彼女が何をしいてるのかすら分からない
最近、彼女が住んでいた町で殺人事件があったって噂で少し心配だから、久しぶりに帰った実家。
彼女のことを考える時間は日に日に増えていった。
そして必ずと言っていいほど思い出すのは
頭の中にこびりついた彼女の明るい笑顔と
最後に見た身体中の赤。
これは僕だけが僕以外は気づかなかったであろう
彼女の秘密。
あの期間、遊んでくれてありがとう。
手を赤く染めた君でさえ
僕は一生好きでいるから。
8/7/2024, 12:41:36 AM