“終点”まで乗ってしまったことがあった。
寝落ちてしまったわけではない。彼が、私以外の誰かと夕食に出向いたら…と思い始めたら、考えが止まらなくなり、彼のことで[頭がいっぱい]で、降りるのを忘れていた。
ふと、14歳も下の私と、恋をしてくれるのだろうかという不安が溢れる。“終点”まで「乗り過ごさなければ」こんな不安は浮かばなかったのに。そういえば、彼はバイクに乗ると言っていた。もしも2人でドライブデートをしていたら、幸せがいっぱいで、すぐに時間が過ぎてしまうのだろう。そんな彼に私は「駅まで送っていくよ。」と言われて、彼の愛しい背中に近づき、乗る電車の中では今日のだいすきな彼のことで[頭がいっぱい]になってしまうんだろうな…♡
そしたらきっと…、あぁ、私はまた過ちを繰り返し、“終点”まで乗ってしまうのだろう。
8/10/2024, 10:22:59 AM