20日目
子供のように笑う彼女が、優しく、微笑みかけるような彼女の笑顔が俺は大好きだった。
末期の癌にかかった彼女を亡くして3年。
笑顔で
「私のことは忘れて幸せになってね」
と言った彼女の目には涙が浮かんでいた。
3年たった今でも初恋だった彼女を忘れられない。
やんちゃだった俺をみんなが見捨てる中、彼女だけが俺の事を叱ってくれた。
その時、俺は心の中でこの人だけは大切にしよう。と初めて思えた。
そんな大切な彼女を亡くしてしまった。
彼女が空を舞った初雪の日、その日は俺にとって消えることのない永遠につ続く日になった。
10/13/2023, 11:29:46 PM