「海の底」
海の底には、誰も知らない世界があるらしい。そこには人魚がいて、人間のように暮らしているのだとか。そんな人魚がごく稀に地上に顔を出すのが、現代まで残った人魚伝説の由来らしい。
この地球上において、深海は未だ未知の世界である。であるからして、そこに人魚がいるかもしれないと言うのは、決して否定はできない。未観測であることは非実在であることの証明にはならないのだから。
水族館の深海魚水槽の前のベンチで、そんな空想の深海世界に想いを馳せる。もしも人魚を見つけたら、どうしよう。話しかけたら答えてくれるだろうか。そもそも言葉は通じるのか。深海で生きていたと言うことは、きっと目は悪いはず。音や匂いには敏感だろう。
深海魚と人魚は同類だ。未だ人間にとって未知であること。まだ見つかっていないだけの存在が多くあるだろうこと。いるのかいないのか、誰も分かりはしないこと。
海の底。海の底には何があるんだろう。
1/20/2026, 2:12:25 PM