過ぎた日を想うふと頭に過ることがある。汗の滴り落ちるあの暑い夏の日に、白い雲一つない快晴の空に、君の屈託のない笑顔が合わさる。あの日が妙に頭から離れなくて、何気ないときにふと思い出すんだ。たとえば、雨が上がった後の水がたまった水たまりを見たときに、夏の匂いが終わる涼やかな風が吹くときに、君が呼ぶ声が聞こえて。そんな色褪せない、過ぎた日を想うんだ。
10/6/2023, 2:34:22 PM