お題【終点】
何も変わらない毎日に
お互い何も知らない二人が出会い
恋という名の花が芽生えて
時には枯れてしまいそうになり
それを周りの優しさが2人を支えてくれて
お互い疑いもしつつ信頼が大きくなって
気づいたら疑いが無くなって
2人が結ばれて
2人の間に生命が宿ってくれた時
2人の今まで以上に好意が強くなった
初めて見た時の顔はシワシワで
でも凄く可愛くて癒されて
気づいたら2人に笑顔の花が咲いていた
少しずつパパやママ
そしてお父さんやお母さん
花びらが少しずつ枯れていき自然の涙が出る
『〇〇しよーね』「はーい!」
『〇〇したの?』「今からするよ」
『〇〇は?』「うるさいな!」
少しずつ反抗が芽生えてきて
成長を見守るのに苦痛を感じていても
久しぶりに笑顔を見た時
まだ頑張れる。そう思えた
おはようが増えて
おやすみが減った
行ってらっしゃいが増えて
ただいまが減った
キャリーケースに大きいバッグ
イヤホンを片耳にしつつ
『じゃあ行ってきます』久しぶりに
行ってきますを聞いた時自然と涙が出た
部屋がひとつ空き何故か寂しくなる毎日
電話の音が鳴り響く度に
何度も笑みを浮かべる
久しぶりに聞く声 楽しそうな笑い声
時には疲れてる時の声 今にも泣きそうな声
そばにいる時は何も感じなかったけれど
遠くにいるからこそ感じるものがある
気づいたら1人になっていて
たまに3人でやってくるわが子
チーンとなる度に振り返る
あの日あの時出会っていなければ
今の私たちはいない
そして段々と瞼が重くなり
気づいたらもう終点だ
お疲れ様自分 頼んだよ、子供たち
8/10/2022, 5:47:30 PM