歌君の歌。君は歌なんて歌わないような人間だと勝手に思っていたけれど。コートに向き合う姿からは想像もつかないほど透明で、優美で、繊細な音色。その姿に見惚れてしまう。ああ、君は僕じゃない人の前でもそうしてしまうのだろうか。僕だけの歌姫でいてほしいと思うのは我儘だろうか。僕と君では不釣り合いだけれど、高望みしてしまう。君じゃなきゃだめ。ここまで堕ちてきてよ、僕だけの歌姫。
5/24/2025, 11:57:15 AM