遠く……とおくへいってしまう。
キミの記憶が、ワタシの記憶が。
キミを忘れたくない。なのに、
キミの顔、声、もう思い出せないや。
泣きたいほど静かな部屋にはまだキミの残り香が香っていた。
しばらくはキミの面影に縋れそうだ。
もう、キミの名前さえもワタシの頭の中では遠くへ行ってしまったのに。
今では顔さえ分からないキミが、遠くで笑っている気がした。
ワタシも遠くへ行けるよう、準備しないと。
ワタシは静かに縄を手に取った。
そして、軋む縄の音を聞きながら、ワタシは微睡みに堕ちた。
微睡みの中で、ワタシの事さえもワタシの記憶から居なくなってしまう感覚に襲われて、自殺じゃキミに会えないと、虚しくなった。
ワタシは、地獄行き。
もっとキミと遠くなっちゃった。
2/8/2025, 11:26:43 AM