「僕はいつまでフィルターが必要なのだろう」
昔、父からカメラをもらった
オリンパスのOM-10
何処へ行くにも一緒にいたものだ。いわゆる相棒。
自転車の旅、キャンプ、釣り、登山。
そして、僕は、その時しか見られない最高の1枚を求めて、レンズフィルターを購入した。
フィルターは、景色を輝かせ、彩りを素晴らしくする、感動を生む最高のツールだ。
仕事が忙しくなった頃、相棒が逝った。
同時に今度は、自分にフィルターをつけた。
希望と言うフィルターだ。
頑張ればなにかが見える
頑張ればなにかが開ける
でも、いつしか違うフィルターをつけていた。
安定、安寧、静観 ネガティブフィルターだ。
「僕はいつまでフィルターが必要なのだろう」
フィルターを外して、違う人生を見てみよう
フィルターを外して、広い世界を見てみよう
そして、今度は
真っ青な、広い青空の様な、どこまでも地平線が見渡せる
そんなフィルターをつけて人生を見てみたい。
さあ、目をつぶって、明日を迎えよう。
きっと、明日は何かがかわるから。
9/9/2025, 11:16:41 AM