君がくれた思い出と僕の心に眠る記憶が相まって
僕は、ひとりアルバムを覗いてみる
君はいない、、、
夏の思い出とクラブでぬぐわれたグロス
腕には入場するためのナンバーがヒラヒラ踊る
沢山の人のなかにそっと腰を下ろした僕は
なぜ君と出会い、別れ
また始まるのだろう
そっとサイドミラーにつぶやいた
またこの助手席を降りたらしばらく逢えない、、、
泣かない
強いわけじゃない
僕はずっと何十年も泣き続けているんだっけ
止まらない涙があなたには見えないの
たまに晴れた日は笑顔になるけれど
黙っている時はたいてい泣いてる
暖かい車の助手席のドアを開け
あなたに声をかけられやすいようゆっくり
車から降りる
『電話するよ』の一言が欲しくって
帰りの一歩進む先に
あの頃の私には未来なんて見えなかった
この冬は一緒に、、なんて
言えなかった僕と君
ごめんね、、、夏
12/18/2024, 8:59:49 PM