真夜中
真夜中 深夜2時目覚まし時計がピピピッと鳴る。
私は、眠い目を擦り欠伸をしてパジャマから普段着に着替える
外は、夜風で冷えるので厚いブラウスを
羽織る。
待ち合わせ場所の公園のフェンスに寄り掛かっている待ち人君に声を掛ける。
「おそよう~」欠伸をしながら挨拶をする。
「私から呼びつけておいて何だが無理に来なくて良いぞ!」羽を広げて待ち人
喋るコウモリ君は囁く 私の周りを
飛びながら 「あっ良いの良いのどうせ
暇だし はい約束の鼠の死骸」私は堂々と
差し出す。
コウモリ君は羽を動かしながら口を大きく
開け鼠の死骸にかぶり付いた。
(うん うん大変だね夜行性の喋るコウモリって.... 家が古くて鼠が良く出るからって 駆除がてら食べてくれるのはありがたい)
この不思議なコウモリ君に出逢ってから
私は、毎日寝不足だ
だけどこの習慣を毎日止める事無く出来ている。
真夜中の秘密の餌付け行為が楽しくなって来ていた。
多分このコウモリが人語を喋り話し相手に
なってくれるからだろう...
学校の人間関係の愚痴とかコウモリには
関係無いし理解出来無い事も多いだろうに
このコウモリは意外と親身になって話を
聞いてくれるのだ。
だから私は、この奇妙で不可思議な時間が
好きだ
私が学校に登校し続けられるのは、
コウモリ君の人生相談のおかげだから
5/18/2024, 3:38:50 AM