_あじさい_
今日は彼と二人で紫陽花が沢山咲いている場所にデートしに行った。この間、大雨のせいで中止にされたデート。今日こそ彼とこの紫陽花を見に来ることができた。
「わぁ〜!凄く綺麗。」
「ですね、紫陽花はもちろん。今日は晴れて何よりです。」
「ね〜、晴れてよかったぁ、」
ヘナヘナとする私を彼は微笑ましく見ていた。紫陽花にも同じように、彼は優しい笑みを溢した。
紫陽花ロードを進んでいくと、紫に青、あたり一面紫陽花で埋め尽くされていた。
その後は紫陽花を鑑賞して、紫陽花のお土産スペースに寄った。可愛い紫陽花の柄のペンやポーチ、花束まであった。
並んでいる商品に見惚れていると彼に名前を呼ばれた。何か買ってきたようだった。
「これ、貴方に渡したくて。受け取ってくれますか?」
「えっ、いいの?嬉しい、ありがとう!」
私は満面の笑みを彼になげ、彼から可愛いピンク色のリボンがついた紫陽花を渡された。
「ふふ、白色の紫陽花の花束です。どうしても貴方にあげたいなと思ってつい。」
「へぇ〜、可愛いね。」
私は彼からもらった大切な紫陽花の花をリビングの机に飾った。
6/14/2024, 11:38:13 AM