Open App

お題:こんな夢を見た

 こんな夢を見た。
真っ暗な廊下に一人立っている夢だ。
明晰夢なのだろうか、夢とわかっているのに自分が思うように動ける。
 どこかの学校のようだ。
でも自分の母校ではない、この学校は木製の校舎。
少なくとも母校は木製の校舎ではなかったはずだ。
 とりあえず探索することした。
ごく普通の学校のようだ、なぜこんな夢をみているのだろうか。
 適当な教室に入って見るが、電灯はなく真っ暗な教室で机と椅子があるのみだ。
そもそも夢なのだから誰も居ないのだろう。
 職員室と思われる場所に入った。
何故か灯りがついていた、そこで思わぬ人がいた。
高校時代にお世話になった恩師だ。

「◯◯先生お久しぶりです」
自分は嬉しくて夢ということも忘れて声を掛けた。
先生がゆっくりこちらを振り返った。
「お前がバラしたのか」
先生は身も凍るような声で問いただしてこられた。
表情はいつもの優しさがあるのに、何故だろう言ってることと、表情がチグハグだ。
「◯◯先生バラしたって何のことですか?」
自分は何のことか心底分からず聞き返した。
すると、先生元の優しい先生に戻った。
「おー▲▲か、元気にやってるか?」
良かったいつもの優しい先生だ。
それから他愛のない話を先生として、目が覚めた。

 何処となく変な夢だったが先生と会えて良かったなと思い、朝の支度を済ませて仕事へ行った。
仕事の休憩時間に同級生から電話があった。
何でも、先生と同級生の1名が亡くなったという連絡だった。

 今朝見た夢の先生の聞いた事が分かった気がして血の気が引くような気がした。
もし、あの時肯定したら自分はどうなっていたのだろうか?

1/24/2024, 8:31:19 AM