小音葉

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痛いほど弾ける炭酸によく似ていた
あなたは何もかも受け入れて
薄氷を砕いたその手で、春を呼んで抱き締める
あなたが何も背負わずいられる夢を
並んで草むらにて微睡む優しい幻を
やがて膝が笑っても、私がその背を支えましょう

水浸しになってしがみついたあの日
何気ない雑音を掻き消す、短い一言が永遠に思えた
手を振って交わす、おはよう
そして重なる名前が無冠であろうと
私はとうに誓ったのです
あなたのように受け止めて笑おうと
例え泥に汚れた足でも陽だまりの草原を歩もうと

一度踏み外したならば
刻まれた証は消せないだろうが
私がその背を支えましょう
病める日も、健やかなる日も
そして、死ごときで二人は分たれない
あなた好みの炭酸を飲み干し、星の旅路を拓く
私はとうに誓ったのです
あなたと目覚めたあの日から
天国だろうと地獄だろうと、あなたとならば永遠に

(big love!)

4/22/2025, 12:19:31 PM