マロン酸

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一度溢れ落ちた言葉は、滝のように流れるものだ。それがちょろちょろした水流でも、滝壺で跳ね返る激しいものでも。

一度溢れ落ちた涙は、川のように流れるものだ。それがまさに雀の涙ほどの、誰からも見えない小さな一雫でも、顔を洪水に巻き込むような荒れたものでも。

ときどき水抜きしないと、きっと心が窮屈になって淀んでしまう。気持ちや感情といった水を流すことってきっと、私という自然を循環させるのに必要なんだと思う。

2/5/2024, 11:18:38 AM