虹の始まりを探して
大雨が降り終わった後、
公園にある遊具の滑り台で座りながら虹を二人で
眺めていた。
「虹の始まりってどこ?」「わかんない」
平凡な会話を繰り返し、齋藤菜乃が虹の果まで行ってみようと言い出した。
田舎に住んでいたものですから1時間ぐらい電車に乗って、虹の先端を目指して歩み出した。
1時間が経過して、電車が「虹白駅」に到着した。
少し歩いて行くと、周りは田んぼで少し霧がかってる。
田んぼの横にあるほっそい道を慎重に歩いてゆく。
歩いてゆくと、虹の先端が見えて、霧と虹が混ざりあっていて、天国みたいな雰囲気をかもし出していた。
駅の名前の通りの光景だった。
幸せに囲まれているような感じの虹の始まりだった。
7/28/2025, 5:34:33 PM