鳳羅

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🌻「夏の匂い」

あの年、八月の風は不思議と甘くて、空の色もどこか透明だった。駅前の坂道を自転車で下っていた僕は、不意に立ち止まった。風に乗って届いたのは、線香花火と汗と、どこか懐かしい洗剤の香り——そう、それが「夏の匂い」だった。

その匂いの向こうに彼女がいた。セーラー服の少女。白い襟に夏の陽が反射して、君はなぜか目を逸らせなかった。

「暑いね」
そう言った彼女の声が、あまりにまっすぐで、僕の心に残った。




作り直しました!( ´ㅁ` ;)
あとこの場を借りて自己紹介します!
私の名前は鳳羅です!
読み方はふうらいです
基本呑気に投稿するので<(_ _)>よろしくお願いします
このアプリはたまたま物語だけをあげたいな…って思って調べたら出てきたのでまだふつつか者ですか<(_ _)>よろしくお願いします

7/1/2025, 12:17:58 PM