静かな執務室で、彼は襖越しに月を見上げる。「欠けてるのに、どうしてこんなに眩しいんだろうね」その横顔に私は胸の奥を照らされる。完全じゃないからこそ、惹かれる。触れれば壊れそうな距離で、想いだけが満ちていく。三日月はまだ途中――それでも今夜、確かに恋を照らしていた。【三日月】
1/10/2026, 4:21:29 AM