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沈んでいくのは肉体か、意識か。縞模様と月光が戯れて、ぶくぶくと音を立てる泡に手を伸ばす。支えのない身体はどこまでも落ちて、黒い水底へと眠りにつくことも出来ないまま孤独とともに横たわる。暗く歪んだ黒い世界だけが私を包み込む。体温は常に溶け出て、骨の髄まで空っぽになる。───それがひどく恐ろしかった。

11/4/2023, 12:21:33 AM