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夜と霧ってのは聞いたことがあるけど...

「霧」っていうと、大気中の飽和水蒸気が粒子を形成したもので視界が1 km未満のもの。1 kmを超えると「靄」、また地表から離れると「雲」になるらしい。
だから地表から見ると雲だけど、山道では霧ってのがありえて、これはガスとも呼ばれる。

そこで、水滴の径が可視光の波長(380-780 nm)よりも大きいと、光が当たると分散されて「虹」になる。

これが光の波長とほぼ同じサイズになると、ミー散乱になって、全波長の光が均質に散乱されて白く見え、また前方への散乱が強い。霧の中でこれに光があたると、光が混ざり合った白い輪の「霧虹」「白虹」、特に夜なかに見えると「月虹」になる。

また、光の波長の1/10以下になると、レイリー散乱になって、波長の短い光(青側)が等方向に散乱されて、空が青く。また、霧の中にいると、観察者の後方から入る光による自分の影、その周囲には内側の青から外側の赤に散乱する「光輪」が見えて、これがブロッケン現象らしい。

なお、霧は現象を代表する一般的な用語で、秋のイメージが大きいけど、特に春の霧は霞、そして夜の霞は朧になるらしいぞ。

光と霧の間に観察者。

10/19/2025, 12:16:00 AM