『揺れる木陰。』
もーいーかい? まーだーだよ!
もーいーかい? もーいーよー!
『かくれんぼか。懐かしいな』
『俺も昔よく友達とやっていたな』
学校帰りの夕方、まだ子供たちは外で遊んでいる
みんな元気に走り回っている
微笑ましい
太陽か沈んでいく
それにともなって、影も動き出す
子供も帰る準備をしだした
『みんな帰ろー!』
『?』
『なぁ、そこの君』
『どうしたの?』
『そこに隠れている子も呼んだほうがいいんじゃない
か?』
『?僕らみんなそろってるよ?』
居ない子いる?と少年はみんなに聞くがみんな、
いないよ?全員そろってるよ、と言っている
そんな訳ない
だって、まだあそこに子供がい―
『?!』
さっきまで木に隠れていた子供は、影か動くとどうじに、すぅっと消えていた
俺、一体何をみていたんだ…
頬に汗がつたう
……何か怖い夢を見たんだ。うん、きっとそうだ。
俺はその子の事を無理矢理頭から消した
7/17/2025, 1:07:05 PM