【記憶の地図】
「ここをみぎにまがって」
「つぎはここをひだりでしょ?」
「あとはまーっすぐいったら…」
「ほら!ここぼくのおうち!」
『わぁー!おうちおっきいね!!』
「でしょ?」
「ぼくにあいたくなったら、いつでもきてね!」
『わかった!!ありがとう!!』
幼少期の頃の記憶を頼りに、
15年ぶりに君の家を探す。
幼稚園を卒園してから、会っていない君。
でも何故かずっと頭から離れない君。
もう、声すら覚えているか曖昧だけど
君なら私だって、分かってくれる。
そんなお話。
6/16/2025, 12:56:09 PM