子供のように
子供のように燥ぐ君を見て微笑ましい様な
羨ましい様な気持ちになる
そりゃあ いつまでも子供のままで居られ無いのは分かってる
けれどふと何かに追われていると
あの頃の無邪気で無鉄砲で怖い物知らずで
楽しいと言う気持ちだけが自分を動かす
原動力だったあの頃が一番無敵だったのでは無いかと思う
なんて公園で無邪気に子供と全力で遊ぶ
君の姿を見ているとあの頃の自分も其処に
混ざって一緒に追い掛けっこをしている
幻が浮かぶ
その内シャツを汗だくにして僕が座っているベンチの隣に腰掛けて君は言う
「いやあ~やっぱりちょっと動くだけで
疲れるわ~年かなあ」とTシャツの襟の近くを持ち上げてパタパタさせて首元に風を
送りながら君がそんな事を言うから
思わずさっきまでの子供の様な君の姿の
ギャップと相まって僕は笑いが込み上げてきて大きな声でくすくすと笑ってしまった
君は、首を傾げて「何~笑ってんだよ!」と聞いて来たけど僕は笑いが収まるまで
説明することが出来なかった
僕の笑いが収まるまで君は、頭に疑問符を
浮かべ首を傾げ続けていた。
10/14/2024, 12:03:15 AM