黒山 治郎

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小さい頃、首が痛くなっても
草の上に寝転がって空を眺めていた。

自分が死んだら何処へ行けるか
そんな事ばかりを考えて
幼少期特有の可愛げなんぞなく
呆然と時間を過ごす事も多かった。

とある先生からは利発な子だと評価され
別の先生からは気味が悪いと評価され
どちらも間違いではないのだろうと思っていた。

21gの魂があるだけで
身体が動く、ただそれだけで
現在を生きてしまっている自分は
数え切れない多面体の感情を
今も評価を一瞥しては、転がし続ける。

それは、外れ続ける天気予報よりも
余っ程にタチが悪いと知っていてもだ。

ー 空を見上げて思ったこと ー

7/17/2024, 9:38:10 AM