-雪だるま。
玄関の前にはソレが立っていた。
すぐに状況理解ができたのは
目の高さが合っていたからである。
今思えば異様な光景だが
何処か親近感が湧き、
共に生活をすることにした。
その過程について
今、綴ろうとする気分になれない。
結果的に言うとアイツは溶けたんだ。
半年間、毎朝のように小さくなってゆく
アイツと笑い合った。
ありんこと同じ大きさの日も。
本当に楽しかった。
今年の冬も待ってるぜ、相棒。
【突然の君の訪問。】#30
8/29/2023, 8:59:50 AM