秋は夕暮れ
かの有名な清少納言は枕草子でこうつづった。
でも僕は疑問を感じずにはいられない
彼にはあけぼのが一番似合う。
彼は四兄弟の三番目だといった。
出会ったときのことを掘り返す趣味は無いが、彼は常に
清涼な空気をまとっていて、それでいて錦を纏ったよう
に華やかだ。まあ、彼について言うならもう一つ。
まるで秋だ。
その手の冗談に彼は一切笑わない。
むしろ、やめろと言わんばかりに睨みつけてくる。
そして、古き同胞に会いに行く。
僕が知っているのは本当にそのくらいだったのだ。
【秋】
9/26/2023, 1:52:20 PM